医療用 細型チューブ 連続カット刃 を提案しました。

医療現場では、輸液や体内挿入などに用いられる細径のチューブが数多く使用されており、PVC(ポリ塩化ビニル)やシリコーンが一般的な素材です。
PVCやシリコーン製のチューブは柔らかく、鋏やカッターで切ると断面が潰れてしまい、平滑になりません。
今回は、このチューブを一定長さで連続でカットするための刃で相談をいただきました。


ユーザー様との協議により、内径に丸棒を通し、外側から丸刃で切断する方法を採用しました。
この方式では、つぶれや変形を抑えて切断できますが、1回で複数本を同時に切るためには、刃径の均一性が重要となります。
外径の精度のばらつきがあると、切れ残りが発生する可能性があるため、今回の使用に適した寸法精度で研磨および検査を行うことで問題を解決しました。
精密医療部材以外でも、シール材や細径ホースの加工にも応用できます。
柔軟素材の精密カットでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
寸法精度や切断面の品質にこだわった刃物をご提案いたします。
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