ポリエチレン繊維 カット用 丸刃 の耐久性向上・コストダウンについて対応しました。


ポリエチレン繊維は、軽量でありながら高い引張強度と耐薬品性を持つ素材で、漁網やロープ、防護服など幅広い用途に使用されています。
一方で、繊維自体が強靭で滑りやすいため、刃が入りにくく、刃先の摩耗や切れ味の低下が早く進みやすいという特徴があります。
今回のご相談は、ポリエチレン繊維を既存設備の丸刃で切断しているお客様から、「現在使用している替刃の性能はそのままにコストを落としたい」という内容でした。
そこでアルスでは、ワークの特性を踏まえ、耐摩耗性と靭性のバランスに優れた鋼種を使用した丸刃をご提案しました。
同時に、従来仕様では性能面で過剰となっている部分を見直し、必要な性能に合わせて仕様を調整することで、コストの最適化も図っています。
今回は、お客様の設備に刃先を再研磨できる機構が備わっているため、研磨作業のしやすさを考慮して刃先形状を一段刃としました。
また、通常の回転数での研磨でも安定して刃が立つよう、鋼材の特性も考慮して選定しています。
さらに量産体制を整えることで、従来よりも製造コストを抑えることが可能となり、耐久性の確保とコスト低減の両立を実現しました。


