製紙用刃物 裁断刃(シーター刃) 耐久性向上について お困りごとを対応しました。
コピー用紙や印刷用紙などの上質紙を加工する製紙工場では、大判サイズのロール紙を規格サイズに断裁する工程があります。
その工程で使用されている裁断刃について、「刃の持ちが悪く、頻繁な交換が必要で困っている」というご相談をいただきました。
紙は切りやすいようでいで繊維質で摩耗性が高く、刃の寿命に影響を与えやすい素材です。
今回は従来の設備をそのまま活かしつつ、刃先形状を見直し、刃先の素材も耐摩耗性と靭性のバランスを重視し、従来よりもワンランク硬度を落とした微粒子合金を選定しました。
また、過度な刃角度を避けることで、刃同士が摩耗しあうリスクや刃欠けの発生を抑える設計としました。
結果として、刃こぼれの頻度が減少し、切断面の品質も向上しました。
刃が摩耗して切りづらくなった場合には、再研磨にも対応しております。（※形状など条件がございます）
設備を変えずに寿命を延ばしたいというご要望にも柔軟に対応できます。
既存設備の刃でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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