粘着テープ・シート カット用途で 突き刺し鋸刃(非粘着コーティング仕様) を採用いただきました。
機械メーカー様から、粘着テープや粘着シートをカットするための刃についてご相談をいただき、突き刺し鋸刃を納入しました。
粘着物のカットでは、切れ味だけではなく、刃への付着の少なさも重要なポイントになります。
テープやシートの切断には、鋏式の刃や突き刺し鋸刃が用いられることが一般的です。
鋏式は切断面がきれいに仕上がる反面、粘着物が刃先や刃の間に蓄積しやすくなるため、切れ味が落ちるケースが多く見られます。
その点、突き刺し鋸刃は粘着物が溜まりにくく、連続してカットしても安定してカットできる特徴があります。
今回の用途でも、この理由から鋸刃を選定しました。
さらに刃先の一部分には非粘着コーティングを施しています。
切断後のワークが刃から離れやすくなり、付着物を抑えることで切れ味の持続や刃の長寿命化が期待できます。
コーティングは使用状況により摩耗しますが、再研磨や再コーティングにも対応可能です。
また、ポリイミドなど強度の高い素材のシートを使用する場合にも、刃の材質やピッチを検討したうえで、特別仕様として対応ができます。
