【アルスーパー370 機械モデル】複合繊維 モノフィラメント 撚糸工程向け 連続カット刃 として採用いただきました。


機械メーカー様から、撚糸した複合繊維を連続して安定的に切断したいというご相談をいただき、アルスーパー370をベースにした加工品を納入しました。
撚りのかかった複合繊維は素材がばらけやすく、切断工程では刃が確実にワークを捕らえて、切れ残りなくカットすることが求められます。
このモデルは鋏式構造のため、調整が必要になる箇所がほとんどありません。
現場で行う調整は、刃を固定するボルトとシリンダーの取り付け部分のみです。
必要なポイントを押さえればすぐに稼働できるので、取り付けの手間や位置決めの負担を大きく減らせます。
今回の案件では、複合繊維の中にスーパー繊維も含まれており、通常の炭素鋼では摩耗が早くなり、ストレートの刃先では繊維が刃先を滑ってスムーズに切断ができない懸念がありました。
そこで、弊社の高性能鋏 アルスーパー370をベースにした、粉末ハイス鋼の鋏式カッター刃を提案いたしました。
炭素鋼に比べて高い耐久性を持ち、負荷の大きい連続切断にも安定して対応することができます。
さらに、刃先にはマイクロエッジという微細なギザ刃加工を施しています。
繊維をしっかり捉えて滑らせず、無理な力をかけずに切断できるため、刃の摩耗を抑えながらスムーズな連続カットが可能です。
化繊・スーパー繊維だけではなく、不織布やマスクのゴム紐など、伸縮性の大きい繊維のカットでも効果を発揮します。



