脱脂綿 裁断 カット用途で 専用波刃 を提案しました。

脱脂綿は柔らかく吸水性に富む反面、繊維が絡み合いやすく、刃が滑って切れ残りや繊維くずが発生しやすい素材です。
何度も刃を往復させると毛羽立ちが増えてしまうため、一度の動作でスパッと切断できることが理想です。
医療現場では清潔さが求められるため、切断面に繊維くずを残さないことが重要です。
また工業用途では、大量の脱脂綿を均一に加工する場面も多く、確実で効率的な切断が求められます。

そのためには、丸刃による連続カットや、刃先を波刃・鋸刃に加工したものが有効です。
鋏でカットする場合も、ストレート刃よりも刃先にギザギザを施したタイプの方が繊維をしっかり捉え、滑りにくく安定した切断が可能です。
アルスでは、370や526-Hをはじめとするマイクロエッジ加工(ギザ刃)を施した鋏を幅広く取り揃えており、脱脂綿のように繊維くずが出やすい素材でも、確実にカットすることができます。
今回は、脱脂綿の粗切りの用途でご相談を頂き、切れ残りがなく確実にかつ大量に切りたいというご相談を頂きました。
弊社では、上述の波刃でスライドさせながら切る方法を提案しました。
繊維が絡み合うため刃の摩耗も進みやすい素材なので、耐摩耗性に優れた鋼種を選定し、長期的な使用にも適するようにしました。
一つの素材でも、用途や目的によって適した切り方は違ってきます。
弊社では多様な実績から、お客様に最適な方法を提案させていただきます。
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