塩ビ管 塩ビ板 切削 カット用 メタルソーを提案しました。

塩ビ管(VU、VP、HIVP、HTVPなど)は、鉄管に比べて刃が入りやすく、メタルソーやレシプロソーによる切削が一般的です。
ただし、刃の選定を誤ると摩擦熱で断面が溶けたり、切り粉が多く出たりすることがあります。
また、切削時に発生する微量の塩化水素ガスにより、刃の側面が腐食しやすい点にも注意が必要です。
今回は、小径のHIVP管を連続カットする際に切り粉が多く、切断面が荒れるというご相談をいただきました。

弊社では、素材の硬さに合わせて、メタルソーの刃のピッチを細かくし、すくい角の調整を行う形で提案しました。
この調整により、切り粉の発生を抑え、刃への負担を軽減しました。
その結果、切断面が以前よりも平滑になり、刃の耐久性も向上させることができました。
また、送り速度(回転速度)・送り量(移動量)のバランスも切れ味を左右します。
塩ビ管の切断には、山数(ピッチ)や刃角度、回転速度のバランスが重要です。
条件に合わせた刃物選定で、品質と耐久性の両立が可能になります。
塩ビの切削でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
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