きりがみパパ

キワムさんの切り折り紙とハサミ

2025.7.14

作家近影

キワムさん
切り折り紙作家
X @PKirigami
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保育園で働くキワムさん。子どもたちにせがまれて作った工作がきっかけで、切り折り紙の世界に興味を持った。和紙を使ったシェットランドシープドッグの作品がバズって10万いいねが付き、オーダーが殺到。水彩による色付けをデータ化してプリントするなどの標準化を進め注文に対応した。
「凝り性で、色々と試行錯誤して作るのが好きなんです。オーダーはもちろんありがたいのですが、最近は新しいものを創作する時間とのバランスが悩みです。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

左からエゾタヌキ、ポメラニアン(黒)、シェットランドシープドッグ、キタキツネ、ポメラニアン(オレンジ)、ポメラニアン(クリーム)

「高校卒業後、特にやりたいことが無かったので、給料の良かった自動車工場の期間従業員として愛知県で暮らしていました。」というキワムさん。人生を変えるきっかけは保育士だったお母様から届いた一冊の本だった。

「有名な男性保育士の方の本でした。最初のページに、その方がギターを持っている写真がありました。私もギターが好きだったので、保育士になれば特技を活かせるかも、と考えて専門学校に通い保育士になりました。御縁をいただき、今はその男性保育士の方が立ち上げられた園で働かせていただいています。保育士になるきっかけを作ってくれた母には感謝しています。母も和紙のちぎり絵をつくるので、いつか二人展をやりたいですね。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

キツネ
ハサミ:iDチョキ(イエロー、オリーブ)

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

Xでバズって10万いいねが付いたシェットランドシープドッグの作品
「シェットランドシープドッグのグッズがあまりないようで、飼い主さんの間で話題になったようです。オーダーをいただいた方に喜んでいただけるのが一番のやりがいになっています。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

和紙の切り折り紙はこのキツネとタヌキから始まった。和紙を手でちぎった柔らかい毛の雰囲気がなんとも言えない愛らしさを醸し出す。

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

水彩絵具で塗った紙をスキャンして合成することで、手塗りに近い質感を再現。同じ犬種でも様々な色に対応できる仕組みを構築している。

印刷した和紙を透かして左右のズレがないように二つ折りに。

リス、ダックスフンド、タヌキ
販売品は専用のボックスに屏風とともに作品がディスプレイされている。

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

ダックスフンド
「飼っている犬に似せて欲しいというお問い合わせをよく頂くようになりました。今後はオーダーメイドでの制作も検討したいと思っています。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

「切り取り線が作品に残らないようにするには、0.1mm単位での繊細なコントロールが欠かせません。iDチョキは先端までしっかり切れるため、その精密さを求める作業でも重宝しています。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

「活動を続けるなかで、ハサミにこだわりたいと思ったとき、色の組み合わせを選べることや、名前を刻印できる点が大きな決め手になりました。道具としての完成度、使い勝手の良さはもちろんですが、自分だけの道具として愛着を持てることがこのハサミの大きな魅力だと感じています。」

きりがみパパさんの切り折り紙とハサミ

愛用のハサミ
iDチョキ(イエロー、オリーブ)ブレードはクラフト。名前をレーザー刻印

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