
藤井彩野さんのつまみ細工とハサミ
2025.5.2

藤井彩野 つまみ細工作家
つまみかんざし彩野主宰
千葉県指定伝統的工芸品製作者
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「つまみ細工を日常に」をコンセプトに、帯留や簪(かんざし)などはもちろん、アクセサリーやインテリアなど、伝統技法を使いながらも普段使いできるつまみ細工を提案。つまみ細工の美しさと作る楽しさを伝えるために、積極的にワークショップも開催している。

手前のお盆の中:「二重あわせ菊(にじゅうあわせぎく)」帯留、ブローチ
左奥:七五三 7歳用かんざしワークショップ見本
大学生時代、外国人に日本について聞かれた時に何も答えられなかったことがきっかけで伝統工芸に興味を持ち、独学でつまみ細工を習得。10年以上呉服店で勤務し、和服の知識も身につけた。最初は美容室やかんざし専門店などに営業して作品の販路を開拓し、今では有名デパートやセレクトショップなどでも広く扱われているように。2008年千葉県指定伝統的工芸品製作者認定。

つまみ細工で使用するシルクは様々な色を使い、現代的な作品を生み出している。

手前の茶系:「六花(りっか)」フープピアス
奥3つ:「千里花(せりか)」ピアス、イヤリング

「曲がり刃なので丸や楕円の型紙を切るのに重宝します。しっかりとした作りで切れ味も良いので厚紙もストレス無くカットできます」350-M 金属クラフト 曲刃

「鶴(つる)」帯留
「これまで多くの方に支えられてやってきました。今の目標は地元である千葉県松戸市に恩返しできる仕事がしたいですね。」

スワッグの試作

「kaminoka-紙ノ香-」アロマディフューザー
左:一輪挿し、右:花かご

「ヒトデ」かんざし、ブローチ、帯留

「私が扱う絹生地は、羽二重(はぶたえ)という薄いものから、着物の生地のような分厚いものまであるのですが、どんな生地でも刃先までよく切れて作業がはかどります。」iDチョキ

「20年ほど松戸で活動してきました。つまみ細工がこの松戸に文化として根付いてくれれば嬉しいと思っています。」

「福寿草(ふくじゅそう)」ブローチ、帯留

愛用のハサミ
左:iDチョキ/ライトグレー×ライトグレー、クラフトタイプ
*ブレードにブランド名をレーザー刻印
右:350-M 金属クラフト 曲刃