創業148年 大阪堺の刃物メーカー・アルス〈公式〉園芸刃物ショップ

Q同じシリーズの高枝鋏(高枝切りばさみ)の刃に互換性はありますか?
A

ズームチョキチルトシリーズ、ポールチョキシリーズなど、同じシリーズの高枝鋏の替刃は相互に取り付けが可能ですが、各本体には出荷時にそれぞれの刃の特性に合わせた「調子出し」(刃の噛み合いとグリップの開き幅の調整)がされているため、異なる品番の刃を取り付ける際は、その刃に合わせた「調子出し」を行う必要があります。

取り付けた刃に調子が合っていないと、グリップを握っても刃がかみ合わず対象物をきちんと切る事ができません。

例えば、ズームチョキチルト採収タイプ(160ZTR-3.0-5D)をお持ちで、交換替刃として剪定タイプ(180ZTR-1)を取り付けようとした場合、160ZTR本体のグリップ(握り手部分)を剪定タイプに合わせた調子にする必要があります。

高枝鋏(高枝切りばさみ)グリップの「調子出し」手順

1.グリップと刃の連結を解除する

パイプを少し動かし、写真のようにパイプの穴が見えるようにしてください。こうすると、グリップと刃の連結が解除され、グリップを握っても刃が動かなくなります。

2.刃を取り付ける

お手持ちの本体に、使用したい替刃を取り付けます。

例)採収タイプ(160ZTR)の本体に、剪定タイプの替刃(180ZTR-1)を取り付ける。

3.グリップ回転止めビスを外す

グリップ部の「グリップ回転止めビス」を外してください。※外したビスを紛失しないよう注意して下さい。

4.刃とグリップを連結させる

パイプを縮め、1で解除した刃とグリップを再度連結させてください。

矢印の方向へパイプをずらします。

連結が成功すると、「カチッ」と音がしてズームレバーが持ち上がります。

5.グリップを回転させて、調子を整える(調子出しをする)

高枝鋏(高枝切りばさみ)のグリップの調子は、各商品によって異なる基準があります(適切な調子は刃の見た目では分かりません)。

採収タイプ(160ZTR)・刈込タイプ(190ZTR)の目安

グリップを閉じたときに、写真のように、グリップとレバーの間に4ミリほど隙間がある状態にしてください。これより狭いとグリップを握り込んだ時に刃に圧力がかかりすぎ、これより広いと握り込んだ時に刃がかみ合わない(隙間がある)状態になります。

■剪定タイプ(180ZTR)の目安

グリップを閉じたときに、上刃と下刃(矢印の場所)が2ミリ程度重なっている状態にしてください。

グリップを回転させて調子を整えます。締める時はグリップを右回し、ゆるめる時はグリップを左回しにしてください。

グリップを回転させるときは、写真のように「グリップ回転止めビス」用の穴が見える状態で回してください。片方の手でパイプをグリップ側に引き寄せながら回すとうまくいきます。

6.グリップ回転止めビスを締める

最後に、「グリップ回転止めビス」を締めてください。

以上で高枝鋏(高枝切りばさみ)の調子出しは完了です。

お困りごとが解決しなかった場合は下記よりお問い合わせください。