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皆様が育てられる植物や野菜の手入れ・収穫などの作業は様々です。 今、もっともホットなガーデニング動向とトレンドに合った商品をシーズンを通して「刃物店長」がおすすめします。 |
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| 監修・西 良祐→プロフィールはこちらから |

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| 『お彼岸時季の園芸作業』 |
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お彼岸の季節が到来しました。種蒔き・植付け・収穫など、待ちかねた園芸のシーズンです。
日の長さでは春と同じように昼と夜の長さが同じなのですが、栽培的には、その意味するところは全く異なり
ます。春の彼岸は、以後、日ごとに昼の時間が長くなり、気温も上昇しますが、秋の彼岸では、日ごとに夜の
時間が長くなり、気温は下降します。
こうした気候(環境)の変化に対して植物の反応は、春の場合には生育
促進ホルモンが、秋の場合には休眠ホルモンが分泌されると考えると、栽培管理が適切になります。
特に大切なのは気温です。種蒔きや植付けには適期を逃さないようにすることが肝要で、基本的には気温が
15℃以上あるうちに済ませるということが、一つの目安となります。
写真は、この初夏に取木(「プロの園芸作業」で5月後半に掲載)をしたシンパクですが、発根が確認でき
ます。夏のうちに発根していたのですが、25℃以上の高温時に鉢上げすると、根を傷つけたり、株の衰弱を
招くので、涼風の9月を待っていたのです。気温の点から見ますと10月が安全ですが、以後の気温が低くて
根付きが悪く、寒害の危険性があるので、まだ気温は高めですが、鉢上げ後には涼しい所に置いてやることに
して、今月に行います。
鉢は保温・通気・排気の点から見て、鉢の直径と深さがほぼ同じ位の素焼きの鉢が無難でしょう。
次に用土ですが、小盆栽に仕立てる予定なので、赤玉土の小粒を用います。理由としては、観賞の点からが
第一ですが、栽培的にも優れているからです。但し、厳寒期には霜柱が出来やすいので、特に小鉢には防寒が
必要です。
作業の手順は、先ず親木から外して、乾燥させないように水に沈めて、根に絡まっていない水苔を外します。
理想的には水苔を全部外したいところですが、根にくっついているものは残しておきましょう。
とにかく少ない貴重な根ですから、傷めないようにすることが大切です。
植付けは、用意した鉢に根から水分を奪わないように軽く湿らせた用土を円錐状に盛り、その上から根を四
方に広げるように跨らせ、更に用土を被せます。根が弱々しく水苔がついているものの場合は、浅植えをして
おきます。
植え終わったらヒモで株を縛り、鉢に固定しておきましょう。
取り扱いが安全になりますし、株が安定していることは、根付きの何よりの条件ですから。
保管は、半日陰の所に1ヶ月位置いて養生させ、確実に根付いてから栽培棚に置きます。
尚、秋に植え替えた株は、この冬は防寒対策をしてやりましょう。
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| 監修 西 良祐 |
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| 『プリムラの株分け』 |
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春から夏にかけて開花する宿根草の株分け・植付け時季になりました。気温が25℃を越える高温時期には休眠状態だったのが、冷涼な季節を迎え、根の活動が活発になる時期に先立って株分け・植付けをしてやると、株の衰弱を防いで順調に活着させ、元気に越冬させる事ができます。
今回は、代表的なプリムラで手順を追ってみましょう。
写真(1)は、今春開花したプリムラ「ジュリアン」を、涼しい軒下で夏越しした状態です。この品種はプリムラ・ポリアンサから生まれた園芸品種ですが、やはり夏の暑さは苦手なのです。プリムラ類は丈夫なのですが、宿根性のものは、株分けをしてやるのが、元気に育てるポイントです。というのも、自生している環境は、絶えず土砂が堆積するような場所なので、それに埋められないように、茎や根を上に伸び上がらせておくことが必要なのです。根についてみますと、開花後には、丈夫の茎から新しい根が出ますから、放っておくと、根は空中に浮き上がってしまいます。こうなると、養水分を吸収出来なくなるだけでなく、害虫に食害される危険もあります。もちろん、古い根は日毎に弱るので、株の衰弱枯死にもつながります。
要領は写真(2)のように、日陰で古い用土を落して、根の状態を観察し整理します。茎の下部についている古い変色した根は切除し、白い元気そうな根を残します。株が分かれている場合、よく充実しているものは1株ずつ株分けすることが出来ますが、貧弱なものは2〜3株を一まとめにして植付けます。根は丈夫ですから、すぐには萎びませんが、乾燥させないようにしましょう。
用土は、赤玉土をベースにピートモスを混合したような、通常の草花用のものでは、鉢は4号以上の大きなものの方が防寒にもなり、管理が楽です。株が多い場合には寄せ植えを楽しむのも一興でしょう。用土に有機物が豊富で害虫が心配な場合には、粒状のオルトランを用土に混合しておくと安心です。
植え付けでは、株の葉の基部が用土に埋まるように植えることが肝心です。来年の育成には、現在の根の上から伸び出す新根活動にかかっており、その新根は現在の葉の基部辺りから伸び出すのですから。
用土を入れ終わったら表面に粗いピートモスなどを敷いておくと、水遣りで用土が飛び散ることもなく、保温・観賞にも役立ちます。
最後にラベルですが、大き目のものを用意し、品種名だけでなく、作業メモなども記入しておくと、これからの参考になり、楽しみが深まります。
水遣りは、水を張ったバケツなどに鉢を静かに沈めて、用土にたっぷり吸水させます。
順調に開花させるには、春までに低温にあわせることがポイントですから、厳寒期までは霜や寒風の当らない軒下のような所で、寒さにあわせてから室内に搬入しましょう。室内でも日光不足・高温な場所は徒長衰弱し、花形や花色も悪くなるので、日当たりのよい窓際などが適しています。
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写真(1) |
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写真(2) |
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株分け |
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オルトランを混合 |
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水遣り |
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完成 |
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監修 西 良祐 |
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